ROAとは、「Return On Assets)の略で「総資産利益率」のことです。
会社の総資産(負債+自己資本)に対して1年間でどれくらい利益
を上げているか(Return)を示す指標です。
当期純利益を総資産で割って割合を算出するので単位は%です。
ROE=利益÷自己資本
ROA=利益÷(自己資本+負債)
ROEとの違いは負債を含むか、含まないかだけです。
ROEは株主のお金を使ってどれだけ利益を出せるか、
つまり「株主価値の向上性」を表しているといえます。
ROAは負債を含めた会社の資産がどれだけ効率的に使われているか、
つまり「資産運用の効率性」を表しているといえます。
同業種のA社とB社があって、新たに事業を始めることになって、
両方に100万円づつ出資したとします。(100%株主)
その後、A社とB社はそれぞれ20万円の利益を上げたとすると、
ROEは両社とも20%となります。
では、実はA社が別に銀行から100万円、B社が400万円借りていたとすると、
ROEは同じだったけど、「資産運用の効率性」を表すROAでは、
A社は10%、B社は40%と、ずい分違ってきますね。
ROAの数値の高かったB社ですが、負債が多い割りに、
A社と同じ利益しかあがっていませんから、「資産運用の効率性」が悪い。
と判断できますね。
ROEとROAは単に数値が高いから買いというふうに、
単純に判断はできません。
バランスシートの中身を見た上で、同業他社と比較したり、
過去の推移を見て、向上しているかなど、
総合的にチェックする必要があるといえますね。
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